摂食障害を抱えないためにも【下剤ダイエットの危険性】

下剤ダイエットは危険がいっぱい!~体に与える影響とは~

薬を持つ女性

現在巷には何十種類以上ものダイエット法があり、若い女性を中心に常に注目を集めています。一見どのダイエット法も理にかなった内容のように思えますが、中には下剤ダイエットのような危険性の高いダイエット法もあります。なぜ下剤ダイエットは危険なのでしょうか。

下剤ダイエットを始める女性が増えているのは何故?

即効性がある
下剤ダイエットを一躍有名にさせたのが、下剤ダイエットが持つ最大の特徴である「即効性」です。下剤ダイエットは、その名の通り下剤を使って便を出し続け、それにより痩せる……という仕組みになっています。下剤を飲めば飲むほど便意を催すので、ものの数日で一気に体重を落とすことができるのです。
口コミで話題になっている
下剤ダイエットは、ダイエット関連の口コミサイトでも大きな話題を呼んでいます。特に近年はSNSを使って簡単に文字や写真の投稿ができる時代なので、下剤ダイエットのような信頼性や話題性のあるネタはすぐトレンドして上がってきます。スマホやPCを使ってダイエット法を探すことの多い女性にとって、下剤ダイエットが人気を得るのは当然のことかもしれません。

下剤ダイエットで身体に異変を感じる人が急増!

お腹が異常に緩くなる
下剤を飲めばお腹が緩くなるのは当たり前ですが、過剰に飲んでしまうとお腹が以上に緩くなってしまいます。下剤ダイエットという名のもと下剤を飲み続けた結果、床や椅子に座った瞬間意図せず便を漏らしてしまったという経験を持つ女性もいるくらいです。
病的な痩せ方をする
下剤ダイエットを行なうと、その即効性の高さから1~2週間で一気に体重を落とすことができます。ただ、運動や筋トレによる一般的なダイエット法とは違い、その見た目は不健康そうでまさに病的な感じとなります。なぜそうなるかと言うと、下剤を飲み続けることによって体内に吸収されるべき栄養成分を体外に排出し続けることになるからです。
見た目が老ける
上でも紹介したように、下剤ダイエットを行なうと、食事から栄養を吸収できない体となってしまいます。その結果どうなるかと言うと、老化の原因である悪玉活性酸素が増加していき、肌の老化が進んでいくのです。体は細くなるかもしれませんが、見た目年齢は老けてしまうことになります。
下剤を飲まないと排便できなくなる
長期に渡って下剤を飲み続けると、体が下剤に頼るようになってしまい、最終的に自力で排便できなくなる体になってしまう可能性があります。10錠飲んで初めて便が出るようになった、という方もいるくらいです。

下剤依存症になった人の体験談

ダイエットのつもりで始めたらいつのまにか・・(20代/女性)

下剤ダイエットを始めたとき、はじめのうちは月一くらいのペースで順調に体重を落とすことに成功させていたのですが、いつのまにかそのペースが増え、週に数回復用するようになりました。金銭的な負担によるショックよりも、「依存症になっているかも」と自覚したときのショックのほうが大きかったです。

自身の下剤依存度をチェックしよう

軽度の下剤依存症の可能性あり

  • 下剤の服用を1年以上に渡って続けている
  • 1回あたりに服用する量が規定よりも多い
  • 自然に便意を感じることが少ない
  • 下剤を飲まないと排便するのが困難

中度の下剤依存症の可能性あり

  • 1年以上の長期間に渡って下剤を服用している
  • 1回あたりに飲む量が規定の2倍以上である
  • いくつもの下剤を一緒に服用している
  • ここ数か月で自然な便意をもよおしたことがない
  • 下剤を飲まないと排便できない
  • お腹が膨れているような違和感を感じる
  • 食物繊維が含まれているものを食べると胸やけする

重度の下剤依存症の可能性あり

  • 下剤の服用を1年以上の長期間続けている
  • 1回あたりに服用する量が規定の5倍以上
  • 数種類の下剤を規定の2倍以上の量服用している
  • 下剤を飲まないと便意を感じない
  • 常に膨満感や胸やけを感じ、食事するのも困難
  • 下剤がなくなると不安感に襲われる

もしチェック項目に心当たりがあるのなら

上記の項目に1つでも当てはまるという方は、下剤に依存している可能性があります。早急に治療を行なわないと体への被害はどんどん進行してしまいます。

下剤ダイエットで身体がおかしくなる過程

飲み初め~1か月

はじめのうちは、その即効性の高さから「下剤があれば太ることはない」という安心感を得ます。しかし次第に「食べたものはすぐ下剤で出さなきゃ」という思いに駆られ、下剤を飲むペースが早くなっていきます。最終的に毎日飲まないと不安になるようになります。これが依存症の始まりです。

3か月~半年

毎日下剤を飲んでいると、体に抵抗力が付き、規定量では下剤が効かなくなってしまいます。それに伴い体の抵抗力も高まり、必然的に飲む量が増え、1日に何十錠以上もの量を飲むようになります。そして、「常にお腹を空っぽにしなくてはならない」といった強迫観念に駆られるようにもなります。

半年~2年

このようなことを繰り返すと、規定量の何十倍もの量を毎日飲むようになり、毎日下痢を催すようになってしまいます。便も水のようなものだけでなく、口にしたものが消化されていない状態で出ることもあります。しかしこの時点で既に依存症を発症している可能性が高いので、このような状況が毎日続く羽目になります。いつ便意が訪れるか分からない恐怖に苛まれるようにもなり、外出すらままならない状況に陥ってしまうのです。

2年以上~

2年以上にもなると、腸の機能が冬眠状態となり、治療を施しても完治させるのは極めて困難です。寝たきりの状態となっている方も少なくありません。そのような状態であるにも関わらず、毎日50錠以上もの下剤を飲んでいるという依存症患者もいます。

10年以上~

このレベルにまで達すると、下剤を飲んでも自分でトイレに行って排便することができなくなっています。腸が全く機能しなくなっているからです。腸はもちろん、精神的にもかなり弱った状態となっており、病院生活を余儀なくされてしまいます。

下剤ダイエットが引き起こす合併症とは

下剤ダイエットで起こりうる症状の種類

腸の機能低下や病気を引き起こす
下剤を飲み続けてしまうと、粘膜細胞が死に、色素沈着を起こすようになります。これにより、腸が真っ黒になる大腸黒皮症が発症します。また、下痢が慢性的なものとなると腸内の善玉菌まで排出してしまい、腸内が不健康な状態となってしまいます。
大腸黒皮症
大腸黒皮症は、下剤を長期的に服用した人が発症しやすい症状です。大腸黒皮症にかかると、大腸の機能が落ちていってしまいます。自覚症状が無いので、下剤ダイエットをしている方のほとんどがこの症状に陥ってもそれに気付かない状態でいます。
低カリウム血症
低カリウム血症も下剤ダイエットによって発症し得る症状の1つです。便とともにカリウムが排出され過ぎてしまうことによって発症します。低カリウム血症を発症させると、高血圧や筋力の低下、疲労、その他イライラや不安など精神的な症状が引き起こされます。

過剰摂取は摂食障害に陥る危険性もある

下剤ダイエットの影響で依存症になった場合、下剤を過剰摂取するようになり、摂食障害に陥る可能性があります。普段通りの生活ができなくなるだけでなく、体は病的に感じに細くなり、全身は細いにも関わらず不自然にお腹だけ出ているという見た目となります。理想とは程遠い体型となってしまうのです。

摂食障害はとても恐ろしい症状

摂食障害治療とは?
摂食障害とは、食欲が抑えきれず異常なまでに食べてしまう「過食症」と、身体に欠陥があるわけでもないのに食事ができなくなってしまう「拒食症」、この2つの総称です。

引用元:摂食障害(過食症・過食嘔吐・拒食症)治療のおすすめクリニック・病院

体重が標準体重の80%あるかどうかで拒食症と過食症のどちらかに分類されます。ただ、この2つの病気のどちらにも当てはまらない特殊な形の摂食障害の例があります。それにあたるのが、下剤の乱用をして体重をやたらに減らそうとする方です。摂食障害は、いわば心の病気です。これにかかると、症状を自分でコントロールできず、毎日苦しい思いをし続けるようになってしまうのです。

危険だと感じたらすぐに病院で治療を受けよう

摂食障害を引き起こすことにより、栄養摂取がスムーズにいかずあらゆる病気を引き起こす引き金となります。また、身体的な負担だけではなく精神的な負担も大きいため早めに治療を受ける事が必要でしょう。下記サイトでは、摂食障害を中心にカウンセリングや治療を行なっているクリニックが探せるサイトです。危険なダイエットを行ない、摂食障害の疑いがあると感じたらすぐにクリニックを探して診察を受けましょう。

摂食障害の治療が受けられるクリニックを探すならココ

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